一人暮らしで猫を飼うと、仕事で家を空ける際にケージを使うべきか迷う方は多いでしょう。子猫のうちは誤飲誤食の危険があるため、ケージでの留守番を検討するケースもあります。
しかし「ケージに閉じ込めるのはかわいそう」という気持ちと「安全面が心配」という思いの間で迷ってしまうことも少なくありません。ケージには事故を防ぐメリットがある反面、長時間の使用は運動不足やストレスにつながる可能性があります。
本記事では、一人暮らしで猫の留守番にケージが必要なケースと不要なケース、留守番にケージを使用するメリット・デメリットを解説します。

なお、猫の留守番は何日・何時間までOKか気になる方は、以下の記事もご参考ください。

一人暮らしで猫の留守番にケージは必要?

一人暮らしで猫の留守番にケージを使うべきかどうかは、猫の年齢や性格、生活環境によって異なります。すべての猫にケージが必要というわけではありません。
ここでは、一人暮らしで猫の留守番にケージが必要なケースと不要なケースを解説します。
- ケージが必要なケース
生後6ヶ月未満の子猫は好奇心が旺盛で誤飲誤食のリスクが高い - ケージが不要なケース
成猫で部屋の安全対策が十分にできている場合は自由に過ごさせられる
ケージが必要なケース
一人暮らしで猫の留守番にケージが必要かどうかは、猫の状態や環境によって変わります。以下のようなケースでは、ケージの使用が推奨されます。
- 生後6ヶ月未満の子猫を飼っている
- 新しく猫を迎えたばかりで環境に慣れていない
- いたずら癖が強く誤飲誤食の危険がある
- 体調不良で安静が必要である
- 部屋に危険なものが多く片付けが難しい
子猫は好奇心が旺盛で、電気コードを噛んだり小さなものを飲み込んだりする危険性が高いため、特に注意が必要です。
ケージが不要なケース
成猫で性格が落ち着いている場合、ケージでの留守番は不要です。以下のようなケースでは、部屋で自由に過ごさせても問題ありません。
- 生後1歳以上の成猫で行動が落ち着いている
- 部屋の安全対策が十分にできている
- いたずらや誤飲誤食の心配がない
- 留守番に慣れていてストレスを感じていない
- 飼い主の不在時も問題行動を起こさない
ただし、ケージを使わない場合は、電気コードや小物類を片付け、猫が入ってはいけない場所には柵を設置するなど、事前の安全対策が大切です。危険なものがない環境であれば、猫は自由に動き回れるため、運動不足やストレスの心配も少なくなります。
一人暮らしで猫の留守番にケージを使うメリット
一人暮らしで猫の留守番にケージを使うことには、複数のメリットがあります。特に安全面での効果が大きく、飼い主が不在の間も猫を守ることができるでしょう。
ここでは、一人暮らしで猫の留守番にケージを使うメリットを解説します。
- 誤飲誤食を防げる
危険なものを口にするリスクを減らせる - いたずらや破壊行動を防げる
家具や壁を傷つけたりゴミ箱を漁ったりする行動を抑制できる - 猫の安全を確保できる
高所からの落下や窓からの脱走などを防止できる
誤飲誤食を防げる
猫は好奇心が強く、留守番中に危険なものを誤って飲み込んでしまうことがあります。ケージを使用すれば、以下のような誤飲誤食のリスクを減らせます。
- 小物やゴム製品
- 観葉植物
- 電気コード
特に子猫は何でも口に入れてしまう傾向が強いため、飼い主の目が届かない時間帯は注意が必要です。ケージ内であれば行動範囲が限定されるため、危険なものに触れるリスクを減らせます。
いたずらや破壊行動を防げる
猫は留守番中に退屈すると、いたずらや破壊行動をすることがあります。ケージを使用すれば、以下のような問題行動を防ぐことができます。
- 家具や壁を引っかく
- ゴミ箱を漁る
- 物を落として割る
特に若い猫は運動量が多く、エネルギーを発散しようとして家の中を走り回ったり、高い場所から物を落としたりします。
ケージ内であれば破壊行動を抑えられるため、帰宅後に部屋が荒らされている心配もありません。
猫の安全を確保できる
留守番中は飼い主の目が届かないため、思わぬ事故が起こる可能性があります。
- 高所からの落下
- 窓やベランダからの脱走
- 狭い場所への挟まり
特に窓を開けたままにしていると、猫が網戸を破って脱走する危険があります。
また、好奇心から家具の隙間に入り込んで抜け出せなくなるケースも少なくありません。ケージ内であればこうした事故を未然に防げるため、安心して外出できます。
一人暮らしで猫の留守番にケージを使うデメリット
一人暮らしで猫の留守番にケージを使うことには、メリットだけでなくデメリットも存在します。特に長時間の使用は猫の心身に負担をかける可能性があるため、注意が必要です。
ここでは、一人暮らしで猫の留守番にケージを使うデメリットを解説します。
- 運動不足になる可能性がある
行動範囲が限られるため運動量が減り肥満につながる - ストレスを感じる場合がある
自由を制限されることで不安や問題行動を引き起こす
運動不足になる可能性がある
ケージ内は行動範囲が限られるため、猫が十分に体を動かせません。特に長時間ケージに入れたままにすると、運動不足による影響が出やすくなります。
- 肥満
- 筋力の低下
- ストレスの蓄積
若い猫や活発な性格の猫は、特に運動量が必要です。ケージでの留守番が長時間になる場合は、帰宅後にしっかり遊ぶ時間を確保することが大切です。
また、ケージ内にキャットタワーや段差を設けるなど、限られたスペースでも運動できる工夫をするとよいでしょう。
ストレスを感じる場合がある
猫によっては、ケージ内に閉じ込められることに強いストレスを感じます。特に自由に動き回ることを好む性格の猫は、狭い空間での留守番が苦痛になる可能性があります。
- 鳴き続ける
- 食欲不振
- 粗相や問題行動
成猫でケージに慣れていない場合、突然長時間閉じ込めるとパニックを起こすこともあります。ケージを使用する際は、事前に短時間から慣らしていくことが大切です。
猫がケージ内で落ち着けない様子を見せる場合は、無理に使用を続けず別の方法を検討しましょう。
一人暮らしの猫の留守番用ケージの選び方

一人暮らしで猫の留守番にケージを使う場合、猫が快適に過ごせるものを選ぶことが大切です。サイズや機能性、設置場所を考慮して、猫に合ったケージを選びましょう。
- 適切なサイズを選ぶ
猫が立ち上がったり寝転んだりできる十分な広さ - 機能性で選ぶ
トイレや給水器を設置できる多段式タイプ - 設置場所に合わせて選ぶ
部屋のスペースや日当たりに合わせたサイズ
おしゃれな猫用ケージを探している方は、以下の記事もご参考ください。

適切なサイズを選ぶ
ケージのサイズは、猫が快適に過ごせるかどうかを左右するポイントです。狭すぎるケージは猫にストレスを与えるため、適切な広さを確保しましょう。
特に長時間の留守番になる場合は、できるだけ広いケージを選ぶことが大切です。多段式のケージであれば、縦の空間を活用できるため猫が上下運動をしやすくなります。
成猫用と子猫用ではサイズも異なるため、猫の体格に合ったものを選びましょう。
機能性で選ぶ
留守番時間が長い場合は、特に機能面を重視して選びましょう。
- 多段式で上下運動ができる
- トイレと生活スペースを分けられる
- 給水器やフードボウルを固定できる
掃除のしやすさも重要なポイントです。扉が大きく開くタイプや、トレイが引き出せるタイプであれば、お手入れが楽になります。また、キャスター付きのケージであれば移動も簡単です。
猫の性格や留守番時間に合わせて、必要な機能を備えたケージを選びましょう。
設置場所に合わせて選ぶ
ケージを置く場所によって、選ぶべきサイズや形状が変わります。部屋の環境を考慮して、猫にとって快適な場所に設置できるケージを選びましょう。
リビングなど広い場所に置く場合は大きめのケージ、ワンルームなどスペースが限られる場合はコンパクトな縦型ケージが適しています。
また、窓際は温度変化が激しいため避けたほうがよいでしょう。猫が安心して過ごせる静かな場所を選び、そこに設置できるサイズのケージを選ぶことが大切です。
一人暮らしで猫の留守番にケージを使う際の注意点
一人暮らしで猫の留守番にケージを使う際は、いくつかの注意点があります。適切な使い方をしないと、かえって猫にストレスを与える原因になりかねません。
ここでは、一人暮らしで猫の留守番にケージを使う際の注意点を解説します。
- 快適な環境を整える
水や食事、トイレを設置し安心できる空間を作る - 使用時間を適切に管理する
長時間は避け帰宅後は自由に遊ばせる - ケージに慣れさせる
短時間から徐々に慣らしていく
快適な環境を整える
ケージ内を快適な空間にすることで、猫のストレスを軽減できます。必要なものを揃えて、猫が安心して過ごせる環境を作りましょう。
- 水と食事
- トイレ
- 寝床やブランケット
水は倒れにくい給水器を使い、食事は留守番時間に合わせて適量を用意します。トイレは猫砂を入れた専用トレイを設置し、食事スペースとは離れた場所に置きましょう。
また、猫が落ち着いて休めるよう、柔らかいブランケットやクッションを入れておくと安心です。
使用時間を適切に管理する
ケージに入れる時間が長すぎると、猫にストレスや運動不足を引き起こします。留守番時間に合わせて適切に使用することが大切です。
- 子猫:1日6〜8時間程度
- 成猫:1日8〜10時間程度
仕事などで長時間家を空ける場合でも、帰宅後はすぐにケージから出して自由に遊ばせましょう。週末や休日はケージを使わず、猫が部屋で自由に過ごせる時間を増やすことも大切です。
毎日長時間ケージに閉じ込めるのは避け、猫の様子を見ながら調整しましょう。
ケージに慣れさせる
いきなり長時間ケージに入れると、猫が強いストレスを感じてしまいます。少しずつ慣らしていくことで、ケージを安心できる場所として認識させましょう。
- 最初は数分から始める
- 扉を開けたまま自由に出入りさせる
- 徐々に時間を延ばしていく
初日はケージの扉を開けたまま、中におやつやお気に入りのおもちゃを置いて自分から入るのを待ちましょう。慣れてきたら短時間扉を閉め、問題なければ少しずつ時間を延ばしていきます。
焦らずに数週間かけて慣らすことで、猫がケージを嫌がらなくなります。
まとめ

一人暮らしで猫を飼う場合、留守番中のケージ使用は状況に応じて判断することが大切です。
子猫や環境に慣れていない猫には安全面でメリットがありますが、長時間の使用は運動不足やストレスの原因になります。
ケージを選ぶ際は、猫が快適に過ごせるサイズと機能性を重視しましょう。また、水や食事、トイレを設置し、使用時間を適切に管理することが重要です。
猫の性格や年齢に合わせた留守番方法を選び、安全で快適な環境を整えましょう。

