共働き世帯で猫を飼いたいと考えているものの、留守番時間が長くなることに不安を感じている方は多いでしょう。ケージ飼いという選択肢があれば、共働きでも猫を飼育することが可能です。
本記事では、共働きで猫をケージ飼いするメリット・デメリットや適切なケージの選び方、留守番時の注意点を解説します。
ケージを上手に活用して、共働きでも猫との幸せな生活を実現しましょう。

共働きの二人暮らしの方が猫を飼うことについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

共働きでもケージ飼いなら猫を飼育できる?何時間まで留守番OK?

共働き世帯でも、ケージを活用すれば猫を飼育することは十分に可能です。ケージがあることで留守番中の安全を確保でき、いたずらや事故のリスクを大幅に減らすことができます。
猫が留守番できる時間の目安は、以下の通りです。
- 成猫:最大16時間程度
- 子猫:2〜3時間が限度
ただし、長時間の留守番が毎日続くと猫にストレスがかかるため、可能な限り留守番時間を短くする工夫が必要です。また、ケージは必須ではありませんが、共働き世帯には強く推奨されます。
適切な環境を整えれば、ケージ内でも猫は快適に過ごせるため、罪悪感を持つ必要はありません。
なお、猫の留守番が何日・何時間までOKか気になる方は、以下の記事もご参考ください。

共働きで猫をケージ飼いするメリット
共働き世帯で猫をケージ飼いすることには、多くのメリットがあります。特に日中家を空ける時間が長い場合、猫の安全を守るためにも、ケージを活用することがおすすめです。
ここでは、共働きで猫をケージ飼いするメリットを解説します。
- 留守番中の安全を確保できる
危険な場所への侵入や誤飲事故を防ぐ - いたずらや事故を防げる
家具や家電の破損などのトラブルを回避できる - 猫の居場所を提供できる
ケージが安心できる専用スペースとなる - 来客時や災害時に役立つ
猫を安全に保護できる場所になる
留守番中の安全を確保できる
共働きで長時間家を空ける場合、猫をケージに入れておくことで留守番中の安全を守ることができます。猫は好奇心旺盛な動物であり、飼い主がいない間に予想外の行動を取ることがあります。
特に子猫や新しく迎えた猫の場合、環境に慣れていないため、危険な場所を把握できていません。
ケージ内の限られた安全なスペースで過ごすことで、飼い主が不在でも猫を事故から守ることができます。安全確保は、共働き世帯にとって最も重要なメリットといえるでしょう。
いたずらや事故を防げる
猫を留守番させると、飼い主の想像を超えるいたずらをすることがあります。ケージ飼いをすることで、こうした問題行動や予期せぬ事故を効果的に防ぐことができます。
- 家具や壁紙への引っかき傷
- ゴミ箱を漁って食べ物を誤飲
- キッチンで調味料や食材をこぼす
- トイレットペーパーの引き出し
特に子猫や活発な性格の猫は、退屈すると家中を探索して物を壊したり、危険な場所に入り込んだりする傾向があります。
ケージ内で過ごすことで、猫の行動範囲を安全な空間に限定でき、大切な家財を守ると同時に猫自身も怪我から守ることができます。
帰宅後に散らかった部屋を片付けるストレスからも解放されるでしょう。
猫の居場所を提供できる
ケージは閉じ込める場所ではなく、猫にとって安心できる専用の居場所となります。
猫は本能的に狭くて囲まれた空間を好む動物であり、自分だけのテリトリーを持つことで精神的な安定を得られる特徴があります。飼い主と触れ合う時間を大切にする一方で、一人でゆっくり過ごしたい瞬間も必要とする生き物です。
ケージ内に普段から使っている毛布やお気に入りのおもちゃを配置しておけば、猫は次第にそこを自分の安全基地として認識していくようになります。
来客時や災害時に役立つ
ケージは留守番だけでなく、突発的な状況でも役立ちます。
例えば、来客がある際、猫は知らない人に対して警戒心を抱き、ストレスを感じることがあります。前もってケージに入ってもらうことで、猫を安全に保護しながら来客対応が可能です。
また、地震や台風などの災害時にも活躍します。パニック状態になった猫を素早くケージに入れることで、脱走や怪我のリスクを減らせるためです。
普段からケージに慣れさせておけば、緊急時でもスムーズに避難できるでしょう。
共働きで猫をケージ飼いするデメリット

共働きで猫をケージ飼いする際には、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことが大切です。適切な対策を講じなければ、猫の健康や精神面に悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、共働きで猫をケージ飼いするデメリットを解説します。
- 運動不足になる可能性がある
ケージ内では行動範囲が制限される - ストレスを感じることがある
精神的な負担がかかる - ケージのスペースが必要になる
部屋の空間を圧迫することがある
運動不足になる可能性がある
ケージ飼いの最大のデメリットは、猫の運動量が制限されることです。猫は本来活発な動物であり、走ったり跳んだりする運動が健康維持に欠かせません。
ケージ内では行動範囲が限られるため、放し飼いと比べて運動量が減少してしまいます。特に長時間ケージに入れっぱなしにすると、筋力の低下や肥満のリスクが高まる恐れがあります。
帰宅後は、ケージから出して十分に遊ばせる時間を確保することが大切です。また、3段以上の高さがあるケージを選ぶことで、ケージ内でも上下運動ができる環境を整えられます。
ストレスを感じることがある
猫は自由に動き回れる環境を好む動物であり、ケージ内に長時間閉じ込められることでストレスを感じる場合があります。特にケージに慣れていない猫や、活発な性格の猫は閉鎖的な空間に対して強い抵抗感を示すことがあります。
ストレスが蓄積すると、食欲不振や過剰なグルーミング、攻撃的な行動といった問題行動につながる恐れも。ケージ飼いを始める際は、短時間から徐々に慣れさせていくことが大切です。
また、ケージ内に猫が安心できる寝床やお気に入りのおもちゃを配置することで、ストレスを軽減できます。猫の様子を観察しながら、無理のない範囲でケージを活用しましょう。
ケージのスペースが必要になる
猫用のケージは、快適に過ごせるサイズを選ぶ必要があるため、ある程度の設置スペースを確保しなければなりません。特に3段以上の高さがあるケージは、縦に大きく場所を取る傾向があります。
ワンルームや狭い部屋に住んでいる場合、ケージが部屋の空間を圧迫してしまう可能性も。設置場所を事前にしっかり検討し、生活動線を妨げない位置を選ぶことが大切です。
縦型のスリムなケージを選ぶことで、省スペース化を図ることもできます。購入前に部屋のサイズとケージの寸法を測り、無理なく設置できるか確認しましょう。
共働きに適した猫のケージの選び方
共働き世帯で猫をケージ飼いする場合、適切なケージ選びが大切です。留守番時間が長くなりがちな環境だからこそ、猫がストレスなく過ごせるケージを選ぶ必要があります。
ここでは、共働きに適した猫のケージの選び方を紹介します。
- 3段以上の高さがあるケージを選ぶ
上下運動ができる高さがあれば運動不足を解消できる - 十分な広さを確保する
トイレや寝床、食事スペースを分けられる - 掃除しやすい構造を選ぶ
トレイが引き出せるタイプならお手入れが楽になる - 安全性の高い素材を選ぶ
頑丈で錆びにくい素材を選ぶ
おしゃれな猫用ケージを探している方は、以下の記事もご参考ください。

3段以上の高さがあるケージを選ぶ
猫は本能的に高い場所を好む動物であり、縦方向の移動が運動不足の解消につながります。
- 段と段の間を飛び移ることで適度な運動量を確保できる
- 高い場所に登ることで安心感を得られる
- 各段に寝床やおもちゃ、食事スペースを分けて配置できる
横幅よりも高さを重視したケージを選ぶことで、省スペースながら猫に快適な環境を整えられます。留守番中でも体を動かせる環境があれば、ストレスの軽減にもつながるでしょう。
十分な広さを確保する
ケージの高さだけでなく、横幅や奥行きも十分に確保することが大切です。狭すぎるケージでは猫が窮屈に感じてしまい、長時間の留守番がストレスになってしまいます。
成猫の場合、最低でも幅60cm以上、奥行き50cm以上のサイズを目安に選びましょう。
猫はトイレと食事場所が近いことを嫌う習性があるため、適度な距離を保てる広さが必要です。複数の猫を飼育している場合は、さらに大きなサイズのケージを検討しましょう。
掃除しやすい構造を選ぶ
共働き世帯では世話にかけられる時間が限られるため、掃除しやすいケージを選ぶことが大切です。
底面にトレイが付いていて引き出せるタイプのケージなら、毎日の掃除が格段に楽になります。トレイを引き出すだけで猫砂や食べこぼしを簡単に処理できるため、忙しい朝や帰宅後でも短時間でお手入れが完了する点が魅力です。
また、扉が大きく開くタイプや複数の扉があるケージは、ケージ内の隅々まで手が届きやすく、定期的な掃除もスムーズに行えます。
安全性の高い素材を選ぶ
猫は好奇心旺盛な動物であり、ケージの柵や金具を噛んだり舐めたりすることがあります。塗装が剥がれやすい素材や、有害な物質が含まれている可能性のある安価なケージは避けるべきです。
- ステンレス製
- スチール製
また、柵の間隔が狭いものを選ぶことで、猫が頭や足を挟んでしまう事故を防げます。接続部分やロック機能がしっかりしているかも確認しましょう。
共働きで猫をケージ飼いする際の注意点

共働きで猫をケージ飼いする場合、留守番中の安全と快適さを確保するために注意すべきポイントがあります。適切な準備と対策を講じることで、安心して留守番できる環境を整えられるでしょう。
ここでは、共働きで猫をケージ飼いする際の注意点を解説します。
- 十分な食事と水を用意する
留守番中に食事と水が不足しないようにする - エアコンで温度と湿度を管理する
猫が快適に過ごせる適切な室温と湿度を保つ - 危険なものを片付ける
誤飲や怪我につながる物品を猫の手が届かない場所に片付ける - 脱走対策を徹底する
窓や扉の施錠を確認し猫が外に出られないようにする - トイレを清潔に保つ
トイレを清潔に保ち猫が快適に使える状態にする
十分な食事と水を用意する
共働きで長時間家を空ける場合、留守番中に猫が食事や水分を十分に摂れる環境を整えることが重要です。食事や水が途中で不足してしまうと、猫は空腹やのどの渇きに苦しむことになります。
特に、夏場は水分不足が脱水症状につながる危険性があるため、注意が必要です。食器には多めの水を入れておき、複数の容器に分けて設置しておくと安心できます。
また、猫が誤って容器をひっくり返してしまう可能性も考慮し、予備の水を用意しておきましょう。食事に関しては、自動給餌器を活用すれば決まった時間に適量を与えられるため便利です。
留守番時間が長い場合でも、猫が安定して食事と水分を摂取できる環境を整えることが大切です。
エアコンで温度と湿度を管理する
夏場の熱中症や冬場の低体温症は、猫の命に関わる危険性があります。共働きで長時間家を空ける場合、必ずエアコンをつけたまま外出しましょう。
- 夏場:室温27〜29度・湿度40〜60%
- 冬場:室温21〜23度・湿度40〜60%
うっかりエアコンを切って外出しないよう、玄関にメモを貼っておくこともおすすめです。また、停電などのトラブルに備えて、ペットカメラで室温を確認できる環境を整えておくと安心できます。
危険なものを片付ける
猫を留守番させる際は、誤飲や事故につながる危険物をあらかじめ片付けておくことが必要です。
猫は好奇心旺盛で、飼い主がいない間に予想外の行動を取ることがあります。特に小さな物品や食べ物、薬品などは誤飲すると命に関わる危険性があるため、徹底した対策を行いましょう。
- 小物類や紐など誤飲しやすいもの
- チョコレートや玉ねぎなど猫に有害な食品
- 観葉植物
- 薬品や洗剤、化粧品などの化学物質
- ゴミ箱
ケージ飼いをしていても、油断は禁物です。ケージ周辺にも危険物を置かないようにしましょう。
脱走対策を徹底する
猫の脱走は、交通事故や迷子といった深刻なトラブルにつながる危険性があります。共働きで留守番させる際は、猫が外に出られないよう万全の対策を講じることが重要です。
- すべての窓と扉の施錠を確認する
- ベランダの窓や換気用の小窓も忘れずに閉める
- 天窓など見落としがちな場所もチェックする
- ケージの扉がきちんと閉まっているか確認する
猫は思いがけない場所から脱走することがあるため、油断は禁物です。ケージ飼いをしていれば脱走のリスクは大幅に減らせますが、毎回の確認を習慣化しましょう。
トイレを清潔に保つ
猫は清潔好きな動物であり、トイレが汚れていると使用を嫌がることがあります。留守番前には、猫の快適さと健康を守るために必ずトイレ掃除を行いましょう。
トイレが汚れたままだと、猫がトイレ以外の場所で排泄してしまう可能性も出てきます。また、不衛生な環境は細菌の繁殖を招き、膀胱炎などの病気につながる危険性があります。
なお、ケージ内にトイレを設置する場合は、食事スペースから離れた位置に配置しましょう。
共働きで猫をケージ飼いする際のポイント
共働きで猫をケージ飼いする際、便利グッズを活用することで、猫の安全と快適さをさらに向上させられます。最近では、留守番中の猫をサポートする様々なアイテムが登場しており、上手に取り入れることで飼い主の不安も軽減できるでしょう。
ここでは、共働きで猫をケージ飼いする際のポイントを紹介します。
- ペットカメラで留守番中を見守る
外出先からスマホで猫の様子を確認できる - 自動給餌器で食事を管理する
決まった時間に適量の食事を自動で与えられる - キャットタワーで運動不足を解消する
ケージ外での運動時間に上下運動ができる環境を作る
ペットカメラで留守番中を見守る
ペットカメラは、外出先からスマートフォンを使って自宅にいる猫の様子をリアルタイムで確認できる便利なアイテムです。共働きで長時間家を空ける場合、猫が元気に過ごしているか気になるものですが、ペットカメラがあれば仕事中でも安心できます。
最近のペットカメラは高性能で、暗い部屋でも映像を確認できる暗視機能や、猫の動きを検知して通知してくれる機能が搭載されているモデルもあります。
また、マイクとスピーカーが内蔵されているタイプなら、外出先から猫に声をかけることも可能です。万が一、猫の体調に異変があった場合や、ケージ内で何かトラブルが起きた際にも、すぐに気づいて対応できる点がメリットといえるでしょう。
自動給餌器で食事を管理する
自動給餌器は、設定した時間に自動で決まった量の食事を与えられる便利なアイテムです。共働きで帰宅時間が不規則になりがちな場合でも、猫に規則正しく食事をあげられます。
食事の時間と量をあらかじめ設定しておけば、飼い主が不在でも猫は適切なタイミングで食事を摂れるため、健康管理にも役立ちます。
- 決まった時間に適量を与えられるため食べ過ぎを防げる
- 複数回に分けて給餌できるため空腹時間を短縮できる
- スマホ連携型なら外出先から給餌量を調整できる
- カメラ付きモデルなら食事の様子も確認できる
留守番時間が長い共働き世帯にとって、自動給餌器は猫の健康を守る強い味方となります。
キャットタワーで運動不足を解消する
ケージ飼いで最も懸念される運動不足の問題は、キャットタワーを活用することで改善できます。
キャットタワーは猫が本能的に好む上下運動を促し、限られた室内空間でも効果的に運動量を確保できる優れたアイテムです。
段差を登ったり降りたりすることで、筋力の維持や肥満の予防にもつながります。
共働きで長時間ケージに入れている場合、帰宅後にケージから出して十分に運動させることが大切です。休日にはキャットタワーで思い切り遊ばせて、ストレス解消を図りましょう。
まとめ

共働きでも、ケージを上手に活用することで猫を安全かつ快適に飼育することは十分に可能です。ケージは留守番中の安全確保やいたずら防止に役立ち、猫にとっても安心できる居場所となります。
ただし、運動不足やストレスといったデメリットにも配慮が必要です。3段以上の高さがあるケージを選び、食事や水、温度管理などの注意点をしっかり守りましょう。
帰宅後はケージから出して十分に遊ばせる時間を確保することも大切です。ペットカメラや自動給餌器などの便利グッズも活用しながら、猫との幸せな共働き生活を実現しましょう。

